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中古マンションの固定資産税を計算する

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中古マンションの固定資産税を計算する方法
中古の戸建て住宅の詳細情報が以下の通りである場合、固定資産税を計算します。
所在地:東京都 築年数:25年 構造:鉄筋コンクリート造 専有面積:80㎡ 建物の固定資産税評価額:2000万円 土地の固定資産税評価額:3000万円 この場合、建物の軽減措置は中古マンションでは適用されません。
しかし、土地の軽減措置は使用することができます。
築25年の建物については、経年減価補正率「25年で0.3992(非木造)」を使用することができます。
土地の固定資産税の計算式は以下の通りです。
土地の固定資産税 = 土地の評価額 × 1/6 × 1.4% = 70,000円 建物の固定資産税の計算式は以下の通りです。
建物の固定資産税 = 建物の評価額 × 経年減価補正率 × 1.4% = 111,776円 続いて、土地の固定資産税と建物の固定資産税を合算した結果が、この中古マンションの年間の固定資産税額となります。
固定資産税(土地 + 建物) = 70,000円 + 111,776円 = 181,776円 したがって、この中古マンションの年間の固定資産税額は181,776円となります。
参考までに、この計算には東京法務局の経年減価補正率表を使用しました。
土地・中古住宅・中古マンションを購入すると毎年かかってくるのが固定資産税です。結構な負担になりますので、支払い計画は余裕を持ちましょう。
建物の固定資産税を節税する方法
既に所有している建物の固定資産税を節税する方法があるかご存知でしょうか。
実は、中古住宅に特定の条件を満たす改修工事をすることで、固定資産税が一定期間減税される特例が存在します。
以下では、改修工事の種類ごとに詳細に説明します。
省エネ改修工事による1年間1/3の減税 省エネ改修工事とは、住宅の快適性の向上や設備機器の消費エネルギーを少なくするための改修工事のことです。
2000年1月1日以前に建てられた住宅について、一定の基準を満たす省エネ改修工事を行った場合、建物面積が120㎡以下の部分については、固定資産税が1年間1/3に減税されます。
ただし、この特例は2023年12月31日までに適用されます。