ソルビン酸はハムやソーセージ、キャビアやチーズ、ワインやジャム、漬物など、多岐に渡り加工品に使われる保存料としてよく知られた存在です。
対象食品は定まっているのですが、上記にあげたもの以外にもソルビン酸が使われている食品は数多くあります。
ソルビン酸には注意したいポイントがあります。
カビや酵母の発育を抑制する作用がありますから、それらが増殖する心配がある食品にソルビン酸が使用されます。
原料1kgあたり0.05から3.0gと言われています。
そんなソルビン酸には危険性はないのでしょうか?
実はラットを使った実験では体重1kgあたり7.4g経口投与することによりおよそ半数のラットが死亡してしまいます。
人間への致死量は500gと言われています。
けして安心安全な成分とは言えないのですが、保存料として優れているため品質を安定させるために使われることが多いようです。
人間がソルビン酸を摂取すると体内の代謝により水と二酸化炭素に分けられます。大半が呼気から、他に便や尿から排出されるようになっています。
育毛剤にもその品質を保持するために使われているようです。直接育毛や発毛とは関係がありませんが、高品質な育毛剤や発毛剤を使い終わるまで品質保持するためにソルビン酸は使われているのです。
食べ物にも含まれる成分ですが、多量摂取は危険です。